組織

ナノ・バイオイメージング分野概要


1. 電子顕微鏡部門

電子顕微鏡部門の写真

 最近の医学・工学・生物学などにおける最先端研究は、単に各種物質のミクロな構造を観察するにとどまらず、それらの構造を原子や分子レベルで理解し、さらに生理機能や病態と結びつけ、物事の本質を解明することにあります。特に医学の分野では、悪性腫瘍、ウィルス感染症をはじめとする病態の構造的な解明によってあらたな治療法の開発が期待され、生物学の分野でも動植物の改良から環境問題(真珠養殖に障害となるアコヤガイのウイルス解明等)の解決まで広く社会に貢献しています。また工学分野では、カーボンナノチューブ等の先端材料・新素材の物質特性の解明により新しい産業・技術の創出に繋がっています。電子顕微鏡施設はそれらの研究・教育の活性化や展開に極めて有用であり、生命科学研究者のみならず、学生・大学院生の教育・研究においても重要なのであります。 

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