センターについて

センター長挨拶

 三重大学は、先端科学研究を最重点研究分野の1つとして位置づけ、その研究基盤の整備と充実に取り組んできました。従来ばらばらに存在した学内共同利用施設や教員組織を整備し、地域イノベーション推進機構に先端科学支援センターを設置することにより、多様な研究を支援し、社会に貢献出来る活動を展開しています。

 近年、ゲノム研究や情報科学等の進展により、先端研究に要する技法や装置も飛躍的に進歩・高度化し、単独の研究者、研究室のみで対応するのは困難になりつつあります。先端科学研究を推進し、環境問題、人口・食糧問題、高齢化社会さらには持続型社会の構築といった我が国や地球が抱える諸問題の解決に必要な知識や技術を創造するには、本センターのように大型研究機器と専門知識を有するスタッフを備えた研究支援組織の存在が不可欠です。安全で適切な実験を社会的に容認されるルールに則って実施することがますます重要となっています。そのためには、法令をはじめとする諸規定の遵守や倫理教育などの重要性が大きくなってきています。当センターはこのような先端研究における安全および倫理面での管理・教育においても中心的役割を果たすことが期待されています。

 当センターは、学際的研究を強力に支援・推進するとともに、必要な人材養成を促進することにより、社会的要請に応えようとするものです。さらに地域の企業とも積極的に連携し、基礎研究のみならず、社会に還元できる応用研究の視点を強化し、同時に地域産業の技術革新や活性化に貢献することも目指していきます。今後はこれまで以上に使命を認識し、学内外の研究者の方に当設備を有効に活用していただけるよう整備を進めてまいります。本センターの教職員は三重大学および地域の先端科学研究・教育の推進にお役に立ちたいと考えております。

三重大学先端科学研究支援センター
センター長 野阪 哲哉


生命科学研究支援センターのミッション

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